ドライアイ

ドライアイの原因

1.涙の量が減っている。

感情にまかせて流れる涙とは別に、涙には目の表面を守るという重要な役割があります。その涙の量が減ると、目が疲れる、重く感じる、といったドライアイの症状の原因となります。涙の量が減る理由としては、睡眠不足やストレスなどが考えられます。また、年齢を重ねるごとに涙の量が減っていきますので、加齢によるドライアイにも注意が必要です。

2.まばたきの回数が少ない。

車の運転やパソコンの操作など、ひとつの作業に長時間集中していると、まばたきの回数がいつの間にか少なくなってしまいます。このような場合には、意識的にまばたきを多くしたり、作業を中断するなどし、目を休めることがドライアイ予防に大きく役立ちます。

3.涙の成分が変わってしまう。

不規則な生活習慣や化粧、また病気や薬の影響で涙の成分が変わってしまい、涙の量は十分に見えてもきちんと目を保護できなくなることがあります。この場合もドライアイの症状を引き起こします。

4.コンタクトレンズによる変化。

コンタクトレンズを長く使用していると、目が異物感に慣れて、刺激に対して鈍感になってしまい、まばたきや涙の量が減ってきます。また、レンズそのものによる炎症も、ドライアイの原因と考えられます。

ドライアイの治療法

1.点眼薬による治療

ドライアイを治すための目薬には主に2種類があります。ひとつは「涙の量を補う」ためのもの、もうひとつは「涙を角膜上で均一に安定させるもの」で、患者さまの症状に合わせて組み合わせて治療します。
ドライアイについては多くの市販薬が販売されていますが、改善が見られない場合はご相談ください。

2.涙点プラグ

点眼薬でうまく効果が出ない場合、涙点(涙が鼻に抜けて行く出口、目頭にあります)にシリコン製のプラグ(栓)をして、涙をとどめることで相対的な量を増やす外科治療を行います。
プラグは人体に無害ですし、取り付け、取り外しともに簡単な処置で、外来で出来ますが、たまに自然に外れてしまうこともあります。

ドライアイの予防対策

1.目を休ませる。

定期的に目のまわりをマッサージする・蒸しタオルなどで暖めて血のめぐりを良くするのが効果的です。
また意識的に目を動かし、あえて遠くを見たりすることも緊張を解く良い方法です。

2.目薬をさす。

ドライアイ専用の目薬を適度に使えば、目の表面に水分を保つことができます。

3.部屋の湿度を下げない。

湿度が下がって部屋が乾燥すると、ドライアイになりやすくなります。加湿器などを使って一定の湿度を保ちましょう。

4.化粧をしっかり落とす。

目を大きく見せるためのメイクが、まぶたの縁にある「マイボーム腺」をふさいでしまうことがあります。マイボーム腺は目の表面が乾いてしまうのを防ぐ重要な皮脂腺ですので、「ぱっちりアイメイク」はしっかり落としましょう。

5.目に良い栄養をとる。

コレステロールや中性脂肪を減らすなど血行を改善する食事や、ブルーベリーやカシスなど目に良いとされる食品をとることで、目に良い生活習慣を作りましょう。

6.目を使う環境を改善する。

たとえば、毎日長時間パソコンに向かう仕事をされている方は、ディスプレイを目の真正面ではなく、少し目線を下げるようにするだけでも大きな違いがあります。同じ時間作業するにしても、より目に優しい環境作りをすることが大切です。

大阪市住吉区の竹安眼科は阿倍野区、東住吉区、住之江区からもアクセスしやすい住吉東駅徒歩すぐに位置しております。

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